【オーナー特集】アンシャンテ
【オーナー特集】
アンシャンテ オーナー:富岡孝信
【歩み】
学生時代はサッカーに打ち込み、全国レベルで活躍。サッカーの道を歩もうか元々好きだった料理の道に行こうか迷いながらも、高校卒業後、調理師専門学校に行くことを決断。
調理師学校時代には中華料理の「銀座アスター」と和食料理の「蓼科 滝の湯」でアルバイトをし、調理師専門学校卒業後、精養軒に入社。丸の内精養軒でフランス料理を3年間学ぶ。
その後、一般社団法人国際交流サービス協会の公邸料理人に募集し、フランクフルトで領事館の公邸料理人となる(23歳)。半年間、公邸料理人として従事したのち、諦められなかったサッカーの道にもう一度挑戦する為、ドイツチームのプロテストを受ける。惜しくも、合格とはならなかったが、このチャレンジをしたことで、気持ちの面で整理がつき再度、料理の道を志す。
日本に帰国後は精養軒に復帰。5年間従事したのち、多様な食の在り方を経験したいと思い、職域やホテル内、イベントなどで飲食事業展開をしているエーエムサービス株式会社に入社。31歳までの3年間従事したのち、独立。
千葉県松戸市にて「フランス食堂 ビストロ アンシャンテ」をOPEN。
当時は企業数も多いエリアでも有り、上場企業社員のランチ場所として売上も安定的に推移。その後阪神淡路大震災等の影響で、企業が撤退。既存客の大幅な減少に見舞われる。
現在は、ネットアプリのデリバリーサービスにも対応し、隠れ家的なリッチではあるが、小規模の貸切パーティーでの利用など行い、常連客で賑わうお店となっている。
【取材担当者所感】
富岡オーナーとの取材を終えて、迷いのある若手の方には非常に参考になる取材になったのではないかと感じた。富岡オーナーは、シニアのサッカーチームに所属しシニア大会に出場するなど、今でもサッカー愛が非常に高い方だ。20代の時はサッカーの実力があり、本気でサッカー選手を目指していた。それと同時に料理の道も歩むわけだが、自分の中ではサッカーに対する想いが強い時期があり、ドイツで公邸料理人として従事しながらも現地チームのプロテストまで受けている。富岡さん本人は「二兎追うものは一兎も得ず」と自分を皮肉ってらっしゃったが、プロテストを受けに行く程にサッカーに対しても本気で打ち込んでいたからこそ、その後の飲食の道もしっかりと歩んでこれたのではないかと思った。
自分の歩むべき道に迷っている方は、無理に諦める事はせず、富岡オーナーのうように本気でどちらも目指すということも選択肢としてもっておいてもいいのかもしれない。
【後進へのメッセージ】
飲食は非常に厳しい業界ではあり、心が折れそうになる事も多々あるが、そんな時に見返す言葉があります。誰の言葉か分からないがこれを見ると気持ちを切り替えることが出来るので、なにかの参考になったら幸いです。
「喜びと感謝の心を忘れず真心を込めて料理をする。こうして励んでいれば、広く澄みきった心の境地に至る。」
※後継者募集中❗️
【店舗情報】
住所:千葉県松戸市本町25-5第8玉屋ビル2階
電話番号:047-368-1031
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