【オーナー特集】スイーツ ミズノヤ

【オーナー特集】
スイーツ ミズノヤ オーナーパティシエ:水野谷祐一

【歩み】
高校卒業後、勉強はしたくなかったので大学にはいかなかった。もともとディズニー好きという事もあり、まず思いついたのが、ディズニーランドのジャングルクルーズのキャストだった。ただその当時は高卒では受け入れてくれなかったので、ジャングルクルーズとおなじように、何か人に喜んで貰える仕事はないか考えていた時に自分にとって身近な存在だったのがケーキ屋さんだった。最終的に菓子職人(パティシエ)になる道を選んだが、今思えば、自分は人に喜んで貰える仕事なら何でもよかったんじゃないかと思う。
それから、辻製菓学校でお菓子作りを学び(19歳)、その後、千葉の市川にあるモンペリエというお店で10年間(29歳まで)本当にお世話になった。ジャパンケーキショー(日本最大の洋菓子コンテスト)での優勝も経験し、このまま先進的なお菓子を追求していく所謂、アーティスト的な職人としての選択も考えたが、店舗を持って自分自信の実力を試したいと思い、独立。最初はモンペリエ時代に出会った奥さんの実家が洋菓子屋さんを経営していたので、そこで、パティシエとして働きながら、店舗経営を学ぶ。その後、満を持して千葉県千葉市美浜区で現在のお店「スイーツ・ミズノヤ」をオープン(36歳)。現在に至る。
【オープンまでの取り組み】
お店をオープンする初日は兎に角、認知度を高めるために、目立つことをした。主には今までお付き合いのある関係者からの開店祝いのお花を店内が見えないくらい入り口前に並べた。すると、丁度、見せ前の道路が公共バスの通り道になっている為、バスの乗客や車の運転手にも注目してもらえるようになり、近所で少し噂になった。また、お店を開店するまでの過程をブログにも載せていたので、開店前に配ったチラシの効果も有り、アクセス数が一気に5000人ほどに伸びた。

【ターゲット設定と商品コンセプト
ターゲットは、周辺に住むファミリーやカップルなど、地元の方々。千葉県内でもここに住んでる方々は東京も近いので都内にあるお洒落なお店のこともよく知っている。価格が高いケーキの相場感も持ち合わせていると思ったので、自分のお店はお手軽で敷居は低く、地域の方々がきやすい雰囲気と価格設定で勝負しようと思った。最初は兎に角、お客さんのハードルを下げておいて、食べたら、「あれっ? 美味しいんじゃない?」というようにお手軽なんだけど、感動しちゃうようなクオリティで提供し、お店のことを知ってもらうことに努めた。

【取材担当考察】
今回の取材を通して、水野谷オーナーは非常に想像力が豊かな方だなぁと感じた。自分の作ったケーキを食べたお客さんにどのような反応をしてもらいたいか。どんなシチュエーションで食べてもらって、どんな会話が展開されるのか。ケーキを買ってもらった後のストーリーまで具体的にイメージできているからこそ、お客様の趣向にあったものが提供でき、その結果、地域の方々から愛されるケーキ屋さんになっているのだと感じた。

【後進へのメッセージ】
楽しみながら、兎に角前を向いて、一生懸命に取り組むこと。スラムダンクをみればその姿勢が自分だけではなく、周りも変えていく力があることがわかるはず!漫画だからからだと思うかもしれないけど、現実もスラムダンクと同じだ!

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